おすすめ生地をご紹介するシリーズ生地も、3本目となりました。
本日ご紹介する生地は、Kjellerup Vaeveri(ケアロップヴァヴェリ)社の生地です。
ケアロップヴァヴェリ社はデンマークユトランド半島のケアロップ(Kjellerup )という人口5,000人にも満たない小さな街にある小さな生地製造メーカーです。この小さなメーカーはデンマークにある有名家具メーカーにとってはなくてはならない存在です。PP Mobler、Carl Hansen & Son、Firtz Hansen、Getamaなど、伝統ある家具メーカーのカタログを見て頂くと必ずこの小さなメーカーの名前を見つけることができます。そしてデンマークの多くの人々がこの小さなメーカーの生地を日々選び、そしてその品質とデザインに満足を得ています。
ラビーダでも、以前、フィンユールのNV-53の張地をケアロップヴァヴェリ社のブルーグリーン色の生地で仕上げました。
第二次世界大戦後、物資の不足していた時期にタオルを織るスモールビジネスから始まったケアロップヴァヴェリ社は、今ではデンマーク国内で唯一存続する椅子生地を生産する生地会社として様々なデンマーク国内家具メーカーと協力体制を築いています。
在庫は持たず、すべて受注生産という形で生産を続けるケアロップヴァヴェリ社。
品の良いウールの質感と、丁寧で緻密な仕事に裏付けられたユニークなパターンが魅力のメーカーです。
現在生産しているものの中には顧客からの特別なカスタマイズも多くあり、移り変わる顧客のニーズに素早く対応することで成長を続けています。
ケアロップヴァヴェリ社のファブリックは、天然のウールを使っている証として、新品の状態では羊の毛が特に毛羽立っているものが多いです。
ややチクチクとした触感が、ケアロップヴァヴェリの特徴で魅力でもありますが、この生地は使えば使い込むほどにツヤとなめらかさが出てくる経年変化が楽しめることでも有名です。
大切に使用され続けたケアロップヴァヴェリの生地は、どんな生地も敵わないほどの魅力的なものへと変化します。
カラーバリエーションも豊富にあり、選ぶ楽しさもあります。
ケアロップヴァヴェリ社は椅子生地専門メーカー。「一生ものの家具に寄り添うに足る、信頼できるファブリック」を選ぶことができます。
ぜひ一度、本物のインテリアファブリックをご体感ください。
生活の質が豊かに変化することをお約束いたします。
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