情報にまみれるのを避け、住宅をあれこれと見聞きせずに、ラ・ビーダに依頼くださった福井の施主様。目指したのは、たくさんの思い出をご祖父母と作られた土地に、新たな暮らしを織り込み、自然の理にかなう「ほんもので、ふつうの家」づくりです。わたしたちは700kmの距離を越えて実際に大野の町並みを歩き、落書きの残る低いブロック塀をそのままにするなど、地域に溶け込むしつらえを大切にしました。趣きのある越前瓦や、雪国らしい引き戸の玄関、大きなたたき土間も、新しい土地になじみがなかった奥様の、不安を払拭する手助けになったようです。家の中と外がゆるやかにつながる間取りの、最後に加えた二階の書庫スペースは、階段型の座空間があるご主人の「大人の遊び場」です。
37.26坪
新築から壁や床のリノベーション、棚の製作から家具のコーディネート、メンテナンスまでどんなことでもお気軽にお問い合わせください。店頭では専門知識をもったスタッフが、住まいに関するご相談を承ります。